防水工事は何年持つ？耐久年数とメンテナンスの目安を解説！

2025.05.20

建物を雨水から守る「防水工事」は、見た目には分かりにくいものの、建物の寿命や快適さを左右する非常に重要な工程です。

これから工事業界で働いてみたいと考えている方にとって、「防水工事がどれくらい持つのか」「メンテナンスはいつ必要か」といった知識を知っておくことは、現場でとても役立ちます。

この記事では、防水工事の種類ごとの耐久年数や、メンテナンスのタイミングをわかりやすく解説していきます。

防水工事の耐久年数は工法によって違う！

防水工事にはいくつかの工法があり、使用する材料や施工方法によって、耐久年数が変わります。ここでは代表的な3つの防水工法の耐久年数を見てみましょう。

耐久年数：約10～12年
液体状のウレタンを塗布してつくる防水層。継ぎ目がなく、複雑な形状にも対応しやすいですが、定期的なメンテナンスで性能を維持する必要があります。

耐久年数：約13～15年
あらかじめ加工された防水シートを貼る工法。均一な仕上がりで、比較的長持ちするのが特長です。ビルやマンションなどの広い屋上でよく使用されます。

耐久年数：約10～15年
ガラス繊維を混ぜた樹脂を塗布することで、高い強度を持つ防水層をつくります。硬化が早く、バルコニーなど限られた面積に適しています。

※いずれも、環境条件（紫外線・風・排水状態）や施工の質によって実際の耐久年数は変動します。

防水工事の耐久年数に関わらず、5～6年を目安に点検・メンテナンスを行うのが理想です。防水層のひび割れ、膨れ、剥がれなどを早期発見することで、大規模な修繕を避けられます。

また、トップコート（防水層を保護する仕上げ塗料）は、5年に1度の塗り替えが推奨されています。トップコートが劣化すると、下地の防水層に直接ダメージが及ぶからです。

以下のような症状が見られるときは、防水層の性能が落ちているサインです。

これらを放置すると、雨水が建物内部に侵入し、柱や梁の腐食、シロアリの発生、カビによる健康被害など、深刻な問題につながる可能性があります。

防水工事では、屋上やベランダなどの高所作業が発生するため、仮設足場の設置が欠かせません。

「仮設足場とは」作業員が安全に作業できるように、一時的に組まれる作業用の足場のことです。足場の種類には以下のようなものがあります。

足場がしっかりしていることで、安全性だけでなく、作業の精度やスピードも向上します。

防水工事は「ただ塗るだけ」ではなく、現場の状況に合わせた判断と丁寧な施工が求められます。
「この防水層はまだ持つのか？」「どのタイミングで補修が必要か？」といった判断力は、現場での経験を通じて磨かれていきます。

当社では、防水・塗装・足場といった複数の工事を扱っており、幅広い現場経験が積めます。未経験からスタートして、建物を守る“プロ”を目指すことができますよ。

防水工事・塗装工事・足場仮設工事に興味のある方、一緒に働いてみたい方は、お気軽にお問い合わせください。

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